
ケイン生物学(第5版) | Singh‐Cundy,Anu, Cain,Michael L., 慎治,

ケイン生物学(第5版) | Singh‐Cundy,Anu, Cain,Michael L., 慎治,

ケイン生物学(第5版) | Singh‐Cundy,Anu, Cain,Michael L., 慎治,

ケイン生物学(第5版) - 株式会社東京化学同人 - 洋書,

81tDMGQUPYL._AC_UF1000,他にはない本書の大きな特徴は,各章の導入部である.初版から引き継いでいるこの特徴は,導入部の話題提供の方法が実にうまく練られている.まず,テレビや新聞記事で話題になるようなテーマを提供して,読者に考えさせる.その結末はどうなるのか,推理小説のように最後を先読みしたくなる衝動に駆られつつ,本文を学ぶことになる.急ぎの読者は最後の答え合わせとなる“学習したことを応用する”を,導入部の次に読んでもよいかもしれない.しかし,表面的な理解だけでは,トピックスの本質的な面が見えないことに勘のよい読者は気づくと思う.それが,原著者たちの仕掛けである.本文を読んで多くのことを学んではじめて,各章で取扱うトピックスの本質が真に理解できるようになっている.